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ファクタリングのAI審査って?メリットや注意点、人による審査との違いを解説

近年、あらゆるモノのAI化が進んでいますが、ファクタリング業界も例外ではありません。従来のファクタリングは「人による審査(人力審査)」が主流でしたが、近年ではオンラインファクタリングを採用するファクタリング会社も増えてきています。これに伴い「AI審査」を導入するファクタリング会社も急増しているのです。しかし、AI審査と言っても、人力審査とどのような違いがあるのか分からない、という方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ファクタリングのAI審査について、そのメリットや注意点、人力審査との違いを解説していきます。

ファクタリングのAI審査とは

ファクタリングの「AI審査」とは、文字通りAIを用いたファクタリング審査のこと。
AI審査では、申し込み時に申告した会社情報や提出書類をもとに、利用者や売掛債権の情報をAIが総合的に分析します。事前にプログラミングされた内容と実際の情報をAIが比較し、スコアリングすることで、審査の合否や手数料の設定などが決められます。すべての審査過程をAIが行う場合もありますが、AI審査の結果を参考にして審査専門スタッフが最終的な判断を下す場合もあり、ファクタリング会社によりAIの比重は異なるでしょう。

従来のファクタリングの審査は、人力審査が主流でしたが、担当者により結果に差が生じたり、審査に時間がかかったりするという課題がありました。AI審査では、これまで人が行っていた審査をAIが代わって行います。事前にプログミングされた内容に沿ってAIが判断するだけなので、審査時間もかかりませんし、審査結果に差が生じることもありません。AI審査は「迅速な資金調達」を強みとするファクタリングと相性が良く、AI審査を採用するファクタリング会社も増加傾向となっています。

ファクタリングのAI審査の4つのメリット

AI審査は、人力審査とは異なる特徴を持ち、それが故に生じるメリットも数多く存在します。AI審査のメリットを最大限に活かすことで、今まで以上に満足のいく資金調達に期待できるでしょう。

ファクタリングにおけるAI審査のメリットは、以下の4つです。
1, 審査時間の短縮ができる
2, 提出書類が少ない傾向にある
3, 手数料が下がる傾向にある
4, 審査結果にムラが生じない

1,審査時間の短縮ができる

AI審査は、審査時間の短縮に期待できます。
人力審査の場合、提出書類や帝国データバンクの情報を、担当者がひとつひとつ確認しなければなりません。ファクタリング会社ごとに審査マニュアルがあるため、マニュアルを確認しながら審査を行う必要もあるでしょう。また、判断に悩むような内容の場合、社内で相談したり、上司に確認したりする必要も生じるかもしれません。対し、AI審査では、事前にプログラミングされた情報と提出書類等の情報を、AIが照合するだけで審査が完了します。10分程度で審査自体は完了する、ということも珍しくはないでしょう。
ファクタリングで資金調達までにかかる時間の大半は、審査時間が占めています。AI審査は、審査時間を大幅に短縮できるため、即日入金の可能性も高くなるでしょう。資金調達をお急ぎの場合に、AI審査は非常に有用です。

2,提出書類が少ない傾向にある

AI審査の場合、少ない提出書類で利用できる可能性が高いです。
と言うのも、AIでスコアリングするためには、最低限の書類しか必要にならないから。人力審査の場合、商業登記簿謄本や印鑑証明書、資金繰り表、決算報告書など8~9種類の書類の提出が必要になります。取得に時間や手間がかかる書類も多く、利用者には相応の負担が生じてしまうことでしょう。対し、AI審査の場合、4~5種類程度の提出書類で利用可能となります。AI審査が主流なファクタリング会社の場合、商業登記簿謄本や印鑑証明書など、法務局で取得しなければならない書類は不要という会社も少なくありません。利用に際して書類の準備に要する手間が少ないため、AI審査は利便性に長けていると言えるでしょう。

3,手数料が下がる傾向にある

AI審査は、低手数料でのファクタリング利用にも期待できます。
なぜなら、AI審査は、ファクタリング会社の人件費削減が可能だから。人力審査の場合、利用者ごとに担当スタッフや審査専門スタッフが必要となります。利用者数が多ければ、それに合わせ相応の人件費も必要となるでしょう。ファクタリング会社の利益は、そのほとんどを手数料から得ています。人力審査では、人件費を確保するために手数料が高くなる可能性も否定できません。
対し、AI審査では、人に代わってAIが審査を行ってくれるため、大幅に人件費を削減できます。人件費がかからない分、手数料を低くして還元しているファクタリング会社も少なくはありません。実際に、2社間ファクタリングの手数料相場は、人力審査で10%~30%、AI審査で1%~20%と大きな差があります。低手数料でファクタリングを利用したい場合、AI審査を採用しているファクタリング会社を利用するのも一つの手です。

4,審査結果にムラが生じない

AI審査では、審査結果にムラが生じることがありません。
と言うのも、AI審査では、事前にプログラミングされた内容に従ってAIがスコアリングするから。人力審査の場合、どちらとも捉えられるような内容では、マニュアルでも判断しにくい状況もあるでしょう。同一条件の売掛債権であったとしても、担当者の采配により審査結果に差が生じることも珍しくありません。対し、AI審査は、感情に左右されたり、判断に迷ったりすることがありません。0か100かの二極性でスコアリングされるため、同一条件の売掛債権であれば、毎回同じ結果が叩き出されます。審査結果にムラが生じないからこそ、審査時間の短縮も可能となるでしょう。

ファクタリングのAI審査の2つの注意点

AI審査は、即日入金の可能性が高かったり、低手数料での利用に期待できたりと、好条件でファクタリングを利用できる可能性が高いです。しかし、AI審査には「AI」だからこそ生じてしまう注意点も存在するのです。注意点を理解したうえで、AI審査を採用しているファクタリング会社を利用するのか、人力審査のファクタリング会社を利用するのかを、検討できると良いでしょう。

ファクタリングにおけるAI審査の注意点は、以下の2つです。
1, 審査に融通が利かない
2, 細かい依頼ができない

1,審査に融通が利かない

AI審査では、融通を利かせた審査は難しいです。
と言うのも、AI審査では0か100かの判断しかできないから。人力審査の場合、利用者とファクタリング会社の担当者が面談を行うことも多く、提出書類以外からも情報を得ることができます。面談では、取引内容・取引状況の詳細を聴取できるだけでなく、利用者の人となりを知ることもできます。面談で得た情報も審査に活かすことができるため、人力審査は柔軟性が高いと言えるでしょう。しかし、AI審査では、提出書類や帝国データバンクの情報からしか審査を行えません。特殊な状況や特殊な取引でも、内容を考慮した審査を行うことはできず、柔軟性には欠ける可能性があります。人力審査では審査通過できる売掛債権でも、AI審査では審査落ちしてしまうことも少なくはありません。
特殊な取引状況である場合や、書類内容に心配がある場合には、AI審査は向かない可能性があるため、注意しましょう。

2,細かい依頼ができない

AI審査の場合、細かな依頼ができない可能性があります。
申し込みから審査完了までのすべての過程をAIで行う場合、利用者とファクタリング会社の担当者が直接話をする機会がありません。人力審査であれば「どうしても今日中に入金して欲しい」「どの売掛債権が1番好条件で利用できるか相談したい」など、利用者の希望を伝えたり、相談したりすることも可能です。そのため、人力審査では満足度の高い資金調達にも期待できるでしょう。しかし、AI審査においては、細かな情報のやり取りをすることは難しく、利用者の希望に沿った条件で利用できない可能性も否定できません。
AI審査では細かな依頼は難しいため、ファクタリング会社の担当者と話をしたい場合や、書類上では知り得ない情報のやり取りをしたい場合には、注意が必要です。

ファクタリングはAI審査と人力審査どっちがおすすめ?

AI審査のメリットや注意点を知ると「結局ファクタリングは、AI審査がいいの?人力審査がいいの?」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
結論としては「利用者の希望や状況により異なる」となります。AI審査にも人力審査にもメリットや注意点があるため、一概にどちらが良い・優れていると断言することはできません。以下に、AI審査、人力審査がおすすめとなる状況を解説しますので、参考にしてもらえれば幸いです。

AI審査がおすすめとなる状況

ファクタリングを利用する際、AI審査がおすすめとなるのは以下のような状況です。
・素早い現金化を希望している場合
・手続きを簡単かつ簡潔に済ませたい場合
・面談の時間などを確保できない場合
・書類の準備に手間をかけたくない場合

AI審査の最大のメリットは「審査時間の短縮」です。AIにより審査時間を大幅に短縮できるため、即日入金などスピード感に長けた資金調達が可能となります。また、面談を行う必要がないため、日中にまとまった時間を確保できない場合にも、おすすめでしょう。

人力審査がおすすめとなる状況

ファクタリングを利用する際、以下のような状況では人力審査がおすすめです。
・細かな情報を伝えたい場合
・状況や事情を説明しておきたい場合
・審査に心配や不安がある場合

人力審査は、AI審査よりも審査に時間がかかりますが、審査の柔軟性には長けています。売掛先との取引歴が短い場合や、提出書類に不備や不足がある場合、支払いサイトが長い場合など、ファクタリング会社へ情報の補足をしたり、原因を説明したりしたいと思うこともあるでしょう。このような状況の場合には、人力審査で直接ファクタリング会社の担当者と話をする機会を得るのが良いでしょう。

「請求書先払い」はAI審査・人力審査どちらも可能です

弊社「請求書先払い」は、AI審査も人力審査もどちらも行っているファクタリング会社です。AI審査で審査時間の短縮を実現しつつ、人力審査で審査の柔軟性も補填することが可能となっております。
AI審査だけでは審査通過することが難しい状況でも、人力審査も取り入れることで、より詳細な情報をもとに精度の高い審査を行っております。また、全例ではありませんが、利用者様の希望によりzoomやLINEを用いたオンライン面談を行うことも可能です。
上記の施策もあり、AI審査の審査通過率平均60%に対し、弊社の審査通過率は90.1%を誇っております。審査に不安がある方は、ぜひ一度弊社へご相談ください。

さらに、弊社では利用者様の資金繰り改善に最大限貢献できるよう、以下のようなサービス内容でファクタリングを提供させていただいております。ファクタリングの利用を検討されている方は、ぜひ弊社のファクタリングをご利用ください。
・業界最低水準の「手数料2%~10%」
・売掛先に利用を知られない「2社間ファクタリング」
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