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【ファクタリング】審査が甘い企業の7つ特徴や通過のコツを徹底解説します!

  1. ファクタリング審査通過するポイントはなんだろう
  2. 銀行の融資が受けられなかったから、ファクタリング審査は通過したい
  3. 審査の甘いファクタリング企業はあるのかな

ファクタリングの利用を考えたとき気になることのひとつに「審査」があるのではないでしょうか。
実際、ファクタリング審査が厳しい企業と審査が甘い企業が存在するのは事実です。
今回は、ファクタリング審査が甘い企業について詳しく解説します。特徴や通過のポイント、審査が甘い企業に申し込む際の注意点についても紹介します。

ファクタリングの審査基準とは?

まず、ファクタリングの審査基準について解説します。
「なぜ審査があるのか」と思う方もいるかもしれませんが、ファクタリング審査は企業が自社のリスクヘッジを回避するために行っています。そのため、ファクタリングは、審査を通過しなければ利用することもできません。
審査基準にはどのようなものがあるのか紹介しましょう。

  1. 売掛金(債権)の信頼度
  2. 売掛先の経営状態
  3. 架空の売掛金(債権)ではないかの確認
  4. 売掛金(債権)の支払期日
  5. サービス申込者の経営状態や信頼性

詳しく解説しましょう。

売掛金(債権)の信頼度

ファクタリング企業は審査時に、売掛金(債権)の信頼度を最重要視しています。

  1. ファクタリング企業が手間とコストリスクをかけて買い取るほどのものなのか
  2. 毎回売掛金(債権)を支払っているのか  など

ファクタリング企業側からすると、買取した売掛金(債権)が正規の信頼できるものだと信頼できなければファクタリングサービスを提供するには至りません。
サービス申し込みの際に、手持ちの売掛金(債権)を、今一度確認して頂きたいと思います。

売掛先の経営状態

ファクタリング企業は審査時に、売掛先の経営状態も重要視しています。
「公的機関であるか」「上場しているか」「安定した経営状態を長らく保てているのか」などを多角的な面から確認し、売掛金(債権)の支払い能力を確認した上で審査を行います。
また、一般的に個人事業主の売掛金(債権)よりは公的機関や上場企業の売掛金(債権)の方が審査に通りやすいとされています。

チェックポイント:差し押さえについて

「差し押さえ」という言葉を耳にしたことはあるでしょうか。ここでファクタリング審査と関りが深い「差し押さえ」について知って頂きたいと思います。
差し押さえとは、企業や事業主にかかわらず金融機関などへの借金に対する「延滞」や「滞納」がある場合に実行されます。
国税徴収法で定められている財産の差し押さえの種類は、以下の辺りが主な対象となります。

  1. 動産
  2. 不動産
  3. 有価証券
  4. 乗車物(船舶類・飛行機・自動車・建設重機など)
  5. 権利(著作権・商標・特許)
  6. 株式
  7. 債権  など

⑦の「債権」とは売掛金(債権)も含まれており、売掛先の経営状態によっては「差し押さえの対象」とみなされる場合もあります。よって、ファクタリング審査の合否に大きく関係します。

ノンリコースサービスについて

ファクタリングサービスには「ノンリコース」といって、償還請求権のないファクタリング契約が存在します。要は、売掛先が倒産し売掛金を回収できなくても申込者に請求することがない、申込者にとって利点の多い契約のこと。
保証サービスとして設けているノンリコースですが、できればそうしたリスクは避けたいのがファクタリング企業の実情。

架空の売掛金(債権)ではないかの確認

ファクタリング企業は審査時に、架空の売掛金(債権)の真意についても、しっかりとチェックしています。
実際あってはなりませんが、架空の売掛金(債権)を利用してファクタリングを利用する事例が過去にはありました。
架空の売掛金(債権)だった場合にも、結果としてお金を支払えば問題ないと考えるサービス申し込み者もいるかもしれませんが、ファクタリング企業にとっては大きなリスクとなります。また、これからのファクタリング業界のことを考えてもいいことではありません。
それに「請求書偽造」は違法に当たります。請求書を偽造といっても、さまざまなケースがあります。一例を紹介しましょう。

  1. 存在しない請求書を故意に作成した
  2. 【二重債権】2つのファクタリング企業それぞれへ、売却済みの請求書と同様のものを売却してしまった
  3. 請求書の水増し   など

二重債権については、既に売却された請求書を新規で売却するという視点で見れば「請求書偽造」とはいえないかもしれません。ただ、架空債権を譲渡したと捉えられてしまうために違法となってしまいます。

請求書の偽造は違法

ファクタリングに限りませんが、請求書の偽造は違法となり「詐欺罪」に問われます。
請求書の作成は、法律で定められているものではありません。双方の合意によって口頭で請求を決定することも可能です。請求書の印鑑の有無も、信頼性の問題上、法律で義務化されているわけではありません
しかし、請求書の偽造自体は違法行為です。偽造した印鑑を押下した請求書を作成した場合には「有印私文書偽造」といって3か月以上5年以下の懲役となります。印鑑の押下がない請求書の場合も「無印私文書偽造」といって1年以下の懲役、または10万円以下の罰金が課せられます。
請求書を偽造し、架空の売掛金を装ったファクタリングによる資金調達を行おうとする悪質な行為も過去にはありました。
参考までに、頭の片隅に置いておいてくださいませ。

売掛金(債権)の支払期日

ファクタリング企業は審査時に、売掛金(債権)の支払期日も重視します。
売掛先の支払期日が短ければ、ファクタリング企業もそれだけ早く現金を回収することで安心を手に入れることができます。
売掛金(債権)の支払期日があまりに長い場合には回収に関わるリスクと見なされるため審査のマイナスポイントとなってしまいます。
一般的に、売掛金(債権)の支払期日の目安は2カ月程度とされています。

サービス申込者の経営状態や信頼性

ファクタリング企業は審査時に、サービス申込者の経営状態や信頼性も重視します。
もちろん、ファクタリングで大切になってくるのは何度もお伝えした通り売掛金(債権)です。売掛金を回収できるか否かがファクタリング企業にとっての何よりのリスクとなるためです。
そのため、全てのファクタリング企業にいえることではありませんが、ファクタリングは個人事業主からのサービス申し込みに消極的なのが現状とされています。

以上が、ファクタリングの審査基準となりますが、その他にも要求された提出書類や問い合わせには迅速で丁寧な対応を心掛けることが審査通過への一歩へ繋がることとなります。
また、ファクタリングの審査に関わらずですが、事業主として誠実な対応を心掛けることも忘れないようにして頂きたいと思います。

【ファクタリング】審査が甘い企業の7つの特徴

ファクタリング審査が甘いといわれる企業には特徴があります。

主に、以下の7つがポイントとなります。

  1. 手数料が高い
  2. 大手ではない
  3. 現金化が早い
  4. 必要提出書類が少ない
  5. 個人事業主の利用も可能
  6. 債務超過でも利用可能
  7. 債権譲渡登記を求められる

詳しく解説しましょう。

ファクタリング審査の甘い企業の特徴①:手数料が高い

ファクタリングの審査が甘いといわれる企業の特徴に、手数料の高さがあります。

ファクタリングを利用するときに発生する手数料は、売掛金(債権)や売掛先の経営状況などさまざまな基準を元に設定されています。

手数料が高いファクタリング企業は、未回収になってしまうリスクを「手数料の高さ」でカバーしようとしていますので審査が甘いとされています。

その一方で、手数料が低いファクタリング企業は、売掛金や企業情報など、売掛金未回収リスクを減らすためにさまざまな視点から審査しており結果として審査が厳しくなってしまいます。

ファクタリング審査の甘い企業の特徴②:大手ではない

ファクタリングの審査が甘いといわれる企業の特徴に、大手ではないことがあげられます。

近年は、ファクタリング市場の拡大に目を付けたメガバンクや上場企業・大手グループといった名だたる企業がファクタリング業界に参入しています。

大手企業は、徹底的に売掛金回収に対するリスク回避を行うことが特徴で、審査が厳しくなります。一方で、独立型のファクタリング企業は比較的審査が通過しやすいとされています。

ファクタリング審査の甘い企業の特徴③:現金化が早い

ファクタリングの審査が甘いといわれる企業の特徴に、現金化までの期間がはやい傾向があるといわれています。

逆張り思考的ですが、現金化が早い理由は「審査にはあまり時間をかけない」ためといわれており、「審査にあまり時間をかけない理由」のひとつとして、審査が甘いのではないかといわれています。
上述した独立型のファクタリング企業は、現金化までのスピードが極めて速い傾向にあるとされています。
独立型のファクタリング企業は現金化が早く審査も甘い可能性が高いと覚えておきましょう。※しかし、悪徳業者もいますので気を付けて頂きたいと思います。詳しくは「【ファクタリング】審査が甘い企業に申し込む際の注意点」のところで後述しています。

ファクタリング審査の甘い企業の特徴④:必要提出書類が少ない

ファクタリングの審査が甘いといわれる企業の特徴に、必要提出書類の少なさもあります。

ファクタリング審査に必要な書類はある程度決まっていますが、企業によっては追加で多くの提出書類を求められる場合もあります。提出書類が多ければ多いほど、手元にある多くの情報の中から審査を進めることになるため、審査も厳しくなる可能性が高いとされています。

提出書類が少ない場合は、その分審査する項目が少なくなりますので審査が甘いと判断できるのではないでしょうか。

参考までに、ファクタリング審査に必ず必要となる書類を紹介しましょう。基本は、以下の5つの書類となります。

  1. 商業登記簿謄本
  2. 印鑑証明書
  3. 決算報告書
  4. 売掛先企業との基本契約書
  5. 通帳のコピー

企業によっては、その他の書類の提出も求められますので、サービス利用検討時に合わせてご確認くださいませ。

ファクタリング審査の甘い企業の特徴⑤:個人事業主の利用も可能

ファクタリングの審査が甘いといわれる企業の特徴に、個人事業主の利用も可能なファクタリング企業は審査が通りやすいとされています。

法人や大手と比較したときに、個人事業主の方が信頼を低く見なされることが多いとされています。

売掛金(債権)に対しても同じで「企業の信頼」をとても重視する大手企業の売掛金(債権)と比べると、個人事業主の売掛金(債権)は信頼度が低いと判断されてしまうケースが多いです。

そのため、ファクタリングは個人事業主からのサービス申し込みに消極的なのが現状であり、ファクタリング企業の中には個人事業主の利用を受け付けていない企業もあるのが事実です。

反対に、個人事業主のファクタリングサービスの申し込みを受け入れてくれる企業は、ある程度のリスクを容認した上での審査となるために審査が甘いと考えることができます。

ファクタリング審査の甘い企業の特徴⑥:債務超過でも利用可能

ファクタリングの審査が甘いといわれる企業の特徴に、債務超過でも利用可能できることがあります。

まず知っておいていただきたいことは、審査が厳しいファクタリング企業でも「赤字」「税金(社保など)の滞納」に対しては、審査の重要基準とはされていません。

掛取引をする企業では、一時的に赤字になってしまうことはよくある話で、キャッシュフローの問題上仕方のないことともいえます。また、多少の赤字であれば資金調達や繰り越しによって立て直しが可能なことは、企業経営をしていれば多くの方が理解していることともいえます。

しかし、ファクタリング審査において「債務超過」に対しては、厳しいとされています。

債務超過とは、企業の負債総額が資産総額を超えてしまっている状態。要は、全資産を売却したとしても、負債を返済しきれない危機的状況であることを示します。

最悪の状態では、ファクタリングの実行によって企業倒産してしまう可能性も生じます。その場合、売掛金の回収ができなくなってしまう可能性が高いために債務超過に対して審査が厳しくなるファクタリング企業がほとんどです。

反対に、債務超過という危機的な状況でも審査受付をしてくれる場合は、審査が甘いと判断できるのではないでしょうか。

ファクタリング審査の甘い企業の特徴⑦:債権譲渡登記を求められる

ファクタリングの審査が甘いといわれる企業の特徴に、債権譲渡登記を求められるかどうかも審査の甘さを示す基準となります。

ファクタリング審査の甘いといわれている企業は、自社リスクを減らすために「債権譲渡登記」を求めます。

債権譲渡登記とは、登記することでファクタリングサービス利用者が倒産した際も、売掛債権を所持していることを第三者に証明できるものです。また、倒産までいかなくとも二重譲渡などのトラブルにも「債権譲渡登記」を持っていることで対処できます。

債権譲渡登記を求めるのは、リスクをできるだけ抑えたい場合がほとんどです。債権譲渡登記によってファクタリング企業のリスクを減らし、審査を甘くしている企業も多いとされています。

以上、ファクタリング審査の甘い企業の特徴7つを紹介しましたが、極端に審査が甘い企業だと悪質業者の可能性もあります。対策や予防策を「注意点」として後述していますので、ぜひ合わせてご一読くださいませ。

【ファクタリング】審査通過のポイント3選

ファクタリング審査通過のためのポイント3選も紹介しましょう。

以下の実施によって、必ずファクタリング審査が甘くなるわけではありませんが、審査通過のために知っておいて損はないはずです。

  1. 金額の大きい売掛金(債権)を選ぶ
  2. 信頼度の高い売掛金(債権)を選ぶ
  3. 継続利用を考えていることを伝える

詳しく解説しましょう。

審査通過のポイント①:金額の大きい売掛金(債権)を選ぶ

審査通過のポイント1つ目は、金額の大きい売掛金(債権)を選ぶことです。

ファクタリング企業からすると、債権の額面が多額・少額に関わらず1つの取引に対してするべき手間や人権コストは大きく変わりません。

1つの取引で利益を多く出すためには、大きな額面の売掛金(債権)と取引きしたほうが企業利益を大きく出すことができます。

そうした実情を理解し配慮した上で、なるべく大きな額面で信頼度の高い売掛金(債権)を選ぶようにして頂きたいと思います。

審査通過のポイント②:信頼度の高い売掛金(債権)を選ぶ

審査通過のポイント2つ目は、信頼度の高い売掛金(債権)を選ぶことです。
繰返しお伝えしていますが、ファクタリングの審査においては「売掛金(債権)」が審査をする上での重要なポイントとなります。サービス申込者の経営状態や態度ももちろん大切ですが、それ以上に売掛金(債権)の信頼度を重視した審査をされているために、経営・取引きの安定した売掛先企業の売掛金(債権)を選ぶようにして頂きたいです。

また、売掛金の証明書類(請求書・納品書・発注書)はなるべく多く準備しましょう。売掛金が実在することや、取引きが円滑に行われていることの証明となります。結果として提示すること無く審査を通過したとしても、できるだけ多くの資料は準備しておいて損はないはずです。

審査通過のポイント③:継続利用を考えていることを伝える

審査通過のポイント2つ目は、継続利用を考えているのであれば、そのことを伝えるようにして頂きたいです。

ファクタリング企業も新規の取引先と何度も契約を交わすよりも、安定的な継続利用してくれる顧客は「常連客」となってくれた方が、運営面の強みにもなります。

そうした理由から、多くのファクタリング企業が2回目以降の取引きの際は手続きを少なく進めてくれます。

ファクタリング利用者としても「得意先」として継続的な利用実績を作って置くと、これからの緊急時の資金調達への備えとして安心です。

【ファクタリング】審査が甘い企業に申し込む際の注意点

特に個人事業主の方々は、ファクタリング審査の甘い企業を選びたいところですが、その際の注意点も押さえて頂きたいと思います。

ファクタリング審査が甘い企業の7つの特徴を今一度、以下をご覧いただき確認しましょう。

  1. 手数料が高い
  2. 大手ではない
  3. 現金化が早い
  4. 必要提出書類が少ない
  5. 個人事業主の利用も可能
  6. 債務超過でも利用可能
  7. 債権譲渡登記を求められる

上記7つは確かに審査の甘いファクタリング企業の特徴ではありますが、一方で「ファクタリング企業」を装った悪徳業者の可能性もあります。
特に「給与ファクタリング」と呼ばれる種類のファクタリングは貸金業に該当します。

通常、貸金業をする場合には財務局長または都道府県知事の登録を受けなければなりません。
登録をせずに「給与ファクタリング」を行っている場合は悪徳業者です。給与ファクタリング以外のファクタリングにおいても、あまりにも審査が甘い場合は貸金業に該当する恐れがあります。
契約内容に少しでも違和感を感じたら、提出書類やホームページ、担当者を納得がいくまで確認し、信頼できるまで契約を控えるようにしましょう。

まとめ:【ファクタリング】審査が甘い企業の8つ特徴や通過の秘密教えます

今回は、ファクタリング審査が甘い企業について詳しく解説いたしました。

ファクタリングは、多くのメリットを持ち合わせた資金調達法ですが「審査」がネックになってしまう事業主の方も多いことでしょう。

これまでのファクタリングは譲渡禁止特約によって、利用されづらいものとされていましたが2020年4月の民法改正により「債権譲渡可能」となったことを機に一気に拡充し始めました。

たった1年足らずで、安全性の守られたネット完結のファクタリングも非常に増え、今後はよりさまざまな分野で広まりを見せることが期待されています。

「ファクタリング」についての知識を頭の片隅において置くことで、今後の企業経営のあらゆる局面で役立ていただけたらと思います。

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